先日、シロテンハナムグリが集まっていたえこっくる江東のポケットエコスペース(ビオトープ)にあるクヌギの木。最近は様々な昆虫が訪れ、毎日違う様子を見せてくれています。
本日は蝶が止まって樹液を吸っていました。
↑さて、どこにいるでしょうか?
正解は・・ここ!樹皮に溶け込み、見事な擬態になっていますね!よく見ないと見逃してしまいます。
これはタテハチョウ科のルリタテハという種類のチョウです。チョウといえば花のみつを吸うイメージがあるかもしれませんが、このチョウは樹液や腐った果実などを好み、花にはあまり集まりません。
ルリタテハの面白い秘密は、ほかにもあります。
羽を開いた姿がこちら!
実は前の写真と同じ個体なのですが、横から見た地味な姿とは似ても似つかない鮮やかな模様をしています。濃紺の地色に瑠璃色の模様がかっこ良いですね。ルリタテハのルリはこの青い色(瑠璃)に由来しているそうです。羽がリバーシブルになっているのは本当に不思議ですね。
日本各地に広く分布し、市街地から山地まで幅広くみられる種なので、公園の木陰で一息ついたときなどに会えるかもしれませんよ。