プロ・ナチュラリスト(自然案内人)の佐々木洋さんと一緒に親子で身近な自然を探検する「佐々木洋のわくわく生きものたんけん隊」。 先日6月30日(日)の講座では、敷地内のビオトープやベランダの畑で雨上がりならではの生き物観察を楽しみ、さまざまなの昆虫や野鳥を観察することができました。
池の水辺では羽化して羽を乾かしているギンヤンマやシオカラトンボが何匹も見られ、飛び立つ瞬間も見ることができました。ヤゴは暗いうちに水草などを伝って水面に出てきて羽化し、朝が来て羽が乾くと飛び立ちます。ヤゴのぬけがらもあちこちで見つかりました。
ナツミカンの木にはクロアゲハの終齢幼虫が見つかりました。怒った時に威嚇のために出す赤い臭角(つのみたいなもの)が特徴。臭角はアゲハチョウの種類によって色が違うのだそうです。
雨上がりだったため、都会では最近見られなくなってきているオナジマイマイやミスジマイマイ(カタツムリ)も多くみられました。草の上を良く観察すると、この春に生まれたオオカマキリの小さい赤ちゃんもいました。
7月6日の講座で観察した、面白い形をした「ウシカメムシ」の幼虫です。左右に伸びたつののような突起がかっこいいですね。背中の白いもようが顔に見える気もします。
とても小さな空間ですが、えこっくるのビオトープでは天気や日によっても違う生き物が見られ、身近な自然を楽しむことができます。(開館中はいつでも見学できます。)
☆「佐々木洋のわくわく生きものたんけん隊秋冬編」連続講座(全5回、小学生親子対象)の募集は7月21日から江東区報やえこっくる江東・江東区のホームページで掲載します。 (各回ごとに参加できる「単発参加」(年長~小学生親子対象)の募集は開催前月の区報11日号で掲載予定です。)